使命

Lanificio F.lli Cerrutiの使命と哲学は、絶えず創造し革新し続けることです。それはまるで現代の錬金術師が最も高貴な原料が持つ崇高な美しさを称賛するように。

祖先から伝わる知識と現代の技術を組み合わせ、ハイエンドな生地を製造するうえで、研究結果は伝統と完璧に調和しています。創造性は、シルエットやスタイルづくり、魅力に満ちた個性あるトレンドの生地を作成するためのすべての質的開発の基礎となるのです。

社の究極の目標である、アイデアや感覚から始まり、それが現代的で最高品質の具体的な製品に到達するまで、すべての過程が5つの柱に基づいています。ひとつ、インスピレーションとしての”自然”、二つ、原料繊維の組み合わせと色合いとしての”錬金術”、三つ、細部への絶え間ない注力、革新、継続的な研究と創造性に妥協しない”危機感”、四つ、「歴史と未来の間に投影された、生きるための世界」という概念のもとにある、具象、仕事、研究、喜び、調和、自然などの”魅惑”、

生産

インスピレーションから実現まで、デザインから完成した生地まで、完全な製造過程では、ハイテクノロジー、最高品質、環境への配慮がパーフェクトなバランスで成立しています。

毎シーズン4,500種類以上のメンズとレディースのコレクションを作成するため、あらゆる過程が計画されています。

  1. 原料
  2. コーミング
  3. 紡績
  4. 整経
  5. 織り
  6. 仕上げ
  7. 染色
  8. 品質

原料

Lanificio Cerrutiは、そのリソースの大部分を、卓越した品質基準にかなう原材料の開発に投資しています。最高のオーストラリア産ウールと最高級のモンゴル産カシミアは、素材の特徴を引き出し、加工しやすい状態に保つため、一定の温度と湿度で専用の場所で保管されています。

コーミング

コーミングによって、繊維のステープルから均質で柔らかいウール/カシミヤスライバーを取り出します。このプロセスを完璧に行うため、コーミングの複雑な操作をしっかりと監視し、不測の事態に備えるための制御システムが開発されました。偶然に任せることなく、確固たるプロフェッショナリズムをもってすべての製品の元となるミリメートルを作る過程に取り組んでいます。

紡績

紡績の過程では、コーミングで得られたスライバーを撚り合わせます。作り出すファブリックのデザインそれぞれにあわせて、その後の工程に必要な糸の抵抗を確保できるように行われます。専門的な能力と技量によって非常に細く、均一で高品質な糸を得ることに成功しています。糸の品質は社内の研究所で常にモニターしています。

整経

この過程では、3,000から11,000本の縦向きの糸を揃えて、織りの準備を整えます。整経には様々なプロセスがあり、たった一つのエラーがファブリック全体の欠陥につながる可能性があるという点で非常に複雑です。しかし非の打ちどころのない作業を行うことで、あらゆるスタイルのニーズに完全に適応できる他にない品質の素材を得ることができます。

織り

織りは、前述のすべてのステップが最終製品として実になる段階です。経糸に緯糸を組み合わせることにより生地が織り上げられます。技術的なスキルとテイストやスタイルの高い感度を併せ持つデザイナーと技術者は、ジャカードのパターン、色、作業の進捗状況など、チェルッティファブリックの作成を最初から最後まで常に確認しながら進めます。

仕上げ

ざらざらとした手触りの生地が秘めている美しを明らかにするのが、仕上げの工程です。水、蒸気、圧力、熱など研究された様々な種類の仕上げが相互に作用して光沢と柔らかさを与えます。このプロセスにおいてチェルッティ社は独自の技術により、視覚的にも触覚的な感覚においても顧客の要望を具体的な生地として実現しています。 チェルッティファブリックでは、繊維が本来持つ特徴を再発見するのです。

染色

染色は繊維が色と出会う瞬間です。 Lanificio Cerrutiは、顧客の要望に応じて、または目的のデザインに応じて、トップ、コーマスライバー、糸、生地のどの段階でも染色することができます。長年にわたり、メランジュレベルでの色の使用とあらゆる種類の巧みな色の再現に特化しており、毎年8,000を超える新しい色を生み出すほどの革新をおこなっています。これは、簡単には得ることができない知識と、技術という財産のなせる業です。

品質’

最高の品質であることは、チェルッティの生地のクリエイティビティとスタイルの基礎であり、本質的な条件です。

生地の使用目的によって必要なすべての技術を備えているだけでなく、顧客の望む生地を具現化し、顧客の要望や期待を最大限に満たすことができるのです。

最高の原材料であるオーストラリア産ウール、モンゴル産カシミアのみをテーラリングファブリックに使用し、合成繊維はフレッシュな雰囲気や魅惑的なデザインのために用い、コットン、リネンやヘンプはカジュアルやスポーティなファブリックに用いています。